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2019.08.21 |バレエの効果
バレエをやっていると自然と姿勢がよくなったり、体が柔らかくなるというのは今までの記事でよく書いてきました。
その他にも特徴的なのが身体能力が高くなるということ。
最近ではゲームやスマートフォンの影響からか姿勢が悪くなってきていると同時に、外で遊ぶ子供の数が減少しているように感じます。
外で走ったり、飛んだり、登ったり、、、そのようなことをしなくても部屋の中で十分に楽しめる時代なのだなと思います。
しかしこれらが子供たちの運動能力を奪っています。
後ろ向きで走ってみてというと上手く走れない子もいます。
子供の可能性は無限大で上達スピードも目を引くものがあります。
そんな貴重な時期に部屋にこもり、可能性を狭めないでほしいです。
バレエをして”動ける身体”をつくってほしいです。
バレエのレッスンでは前後左右くまなく動かします。
他のスポーツでは右手で投げる(利き手)側の練習をよくしたりなど、体の片側を酷使することが多いです。
バレエのレッスンは右をやれば左もやり、前をしたら後ろもやる。
そうして全身を均等にくまなくつかいます。
そのため運動能力が満遍なく刺激されるのです。
前後左右バランス良く筋肉がつくのもこのためです。
そもそもバレエの成り立ちが貴族や王様の前で踊るものとして始まったので、失礼のないように動くのが基本です。
お尻を向けない、バランスをくずさない、良い姿勢を保つ。
それらを意識し動くため、身体能力が高くなければできません。
そしてその身体能力は鍛えれば高まっていくのです。
私がいろんな環境でバレエをしてきて感じたことの一つに”バレエをしている子が心豊かで賢い子が多い”ということ。
大人になり沢山の人とお話しする機会が増えてきたころに思ったことです。
バレエでは言葉を使わず、表現しなければなりません。
喜びや悲しみ、苦しいことや嬉しい気持ち。時にはその時の情景までも表現します。
ダンサーは舞台の上から観客に言葉を介さずにそれらを伝え、その想いが相手に伝わること、それが大切なのです。
バレエは聞いたもの、見たもの、をそのままリピートするのではなく身体を通して表すという分解作業が必ず必要です。
理解を深めるというか、”理解力の多面性”ですね。
学校の勉強なんかは頭で考えて済む理解力。
聞いて「わかった」で終了です。
バレエでは聞いたことを違う形に還元して、その理解を出す(表現する)という段階を踏まなければならないのです。
その過程において育まれるものが、心の豊かさと賢さなのだと感じます。
人物の感情、情景、物語やその人物に寄り添い考える。
そして考えたことをしゃべるのではなく、自分の身体で表現する。
頭で考えたことと身体を通す作業を連動させるのです。
これを無意識のレベルで出来るようになります。
ゆえに頭の回転率と創造力が自然と養われるということだと思います。
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